車や家のカギについて、「スペアキーを作っておいた方がいいですか…?」というご相談をよく受けます。
そこで本記事では、スペアキーは作っておくべきか、そもそもスペアキーってどこで・どれくらいの費用で作れるのか?について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
スペアキーは作っておくべき?
結論からいうと、「スペアキーを持っていない」という場合は、1〜2つスペアキーを作成しておくと良いでしょう。
スペアキーの最大の利点は、もしマスターキーを紛失した場合でもスペアキーがあれば生活に支障が出ないことですね。
スペアキーがない場合、紛失時に新たに鍵を作る必要がありますが、これは費用も時間もかかります。さらに、鍵は使い続けることで徐々に摩耗し、歪みや欠けが生じることがあります。
このような状態の鍵からスペアキーを作ると、完全にフィットしない場合があるため、早い段階でスペアキーを準備しておくと、普段使いの鍵としても活用でき、緊急時にも安心です。
鍵を無くしてもスペアキーは作れる?
鍵の複製ならわかりますが、「そもそも無くしてしまった後」に緊急でスペアキーを作成することはできるのでしょうか?
結論、鍵を紛失してしまったとき、スペアキーが1本もなくても心配無用です。
というのも、鍵専門の業者なら鍵穴の形状や細部を調べることで、どのメーカーのどのタイプの鍵かを見極め、新しい鍵を作成することができます。
そのため鍵を失くした際は、迷わず鍵屋に相談することで、迅速に解決することが可能になります。
スペアキーの作成方法は?
スペアキーは「鍵屋」「ホームセンター」「メーカー」の3か所で作成することができます。
鍵屋(鍵の専門業者)は専門性が高く、実店舗の他、出張やネットでの依頼も可能で、鍵に関する幅広いサービスを提供しています。
ホームセンターは生活県内で手軽に注文でき、待ち時間を店内で過ごせるなど利便性が魅力ですが、合鍵作成サービスを提供している店舗に限りがあるため注意が必要です。
メーカー(ディーラー)での作成は「純正のスペアキーを」求める方に適しており、精度が高く特殊な鍵にも対応可能ですが、コストや時間がかかる場合がありますので、注意しましょう。
スペアキー作成の費用相場ってどれくらい?
スペアキーの作成費用は、「鍵の種類」によっても大きくことなります。以下にて詳しく解説します。
一般的な「シリンダー錠」の場合:1,000円程度
一般的なピンシリンダーやディスクシリンダー鍵の場合、約5~10分で1,000円程度で作成可能です。一方、セキュリティ性を高めたディンプルシリンダー鍵は、4,000~5,000円と費用が上がり、作成には30~60分かかります。
電子キー・スマートキーの場合:3,000円〜20,000円
カードキーと電子キーは3,000円から始まり、即日から数週間での受け取りが可能です。車のイモビライザーキーやスマートキーは、さらに高額で10,000~20,000円、数週間を要する場合があります。
このように、鍵の複雑さとセキュリティ機能により、作成費用と時間が大きく変わる点を理解することが重要です。
そもそも「スマートキーって何?」という方は、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『スマートキーとは?スマートキーのメリット・デメリットや、キーレスとの違いをご紹介!』
車のスペアキーも作れる?
車のスペアキーの作成には、鍵の種類に応じた適切な場所を選ぶ必要があります。
一般的な金属製のメカニカルキーは多くの場所で作成可能ですが、リモコンキー、イモビライザーキー、スマートキーなど、特殊な機能を持つ鍵は専門の機材を必要とします。これらは防犯装置が組み込まれており、鍵と車の電子IDが一致する必要があるため、作成できる場所が限られます。メカニカルキーはホームセンターでも作成可能ですが、イモビライザーキーやリモコンキー、スマートキーは鍵屋やディーラー、一部の自動車整備工場でのみ作成できます。
車の「スマートキーの合鍵作成」については、下記記事でも詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『【プロが教える】スマートキーの『合鍵』って作れる?依頼先や費用相場まで解説!』
イモビライザーもスペアって作れる?
イモビライザーを搭載した車のスペアキーを作成することはできますが、すべての鍵専門業者が対応可能とは限りません。
この複製には、イモビライザーの仕組みに詳しい技術、特定のICチップに対応した機械、スペアキーを登録する装置が必要です。新車種の発売とともにICチップも更新されるため、最新の技術を有する業者でないと対応できません。
紛失を防ぐためのスペアキーの作成はディーラーへの依頼が推奨されますが、緊急時には専門の合鍵作成業者に相談するのが良策でしょう。
下記記事では「そもそもイモビライザーとは何か?」について詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『イモビライザーシステムって何?スマートキーとの違いや紛失時の対処法まで解説!』