2024.02.13
スマートキーとは?スマートキーのメリット・デメリットや、キーレスとの違いをご紹介!
スマートキーとは?
スマートキーとは、
キーをポケットやバッグに入れたまま車のドアの解錠・施錠、エンジンのON/OFFが行える便利なシステムです。かつては高級車の特徴でしたが、今では多くの車種で使用されています。
施錠・開錠の方法には、ボタンを押すタイプや、車内LFアンテナやタッチセンサーを持つ持ち手に触れるタイプなど、さまざまなバリエーションがあります。
スマートキーの主な機能は、「スマートエントリーシステム」と呼ばれ、ドアの鍵の施錠・開錠、エンジンの起動・停止、ドアの自動開閉などを含みます。操作としては車に近づけるだけで、カバンやポケットから取り出す必要がありません。
スマートキーとキーレスの違いとは?
スマートキーとキーレスキーは、両方とも鍵を差し込まずにドアの解錠・施錠ができる便利な機能です。しかし、エンジンの始動方法やドアの解錠・施錠方法には違いがあります。
ドアの解錠方法と施錠方法の違い
キーレスキーの場合、キーに内蔵されたボタンを押すことで、ドアの解錠や施錠が可能です。
一方、車のスマートキーの場合は、車とキーが電波通信を行い、スマートキーのボタンを押しても、車のドアに触れるだけでも開錠や施錠ができます。さらに、スマートキーの種類によっては、車に近づいたり離れたりするだけで自動的に開錠や施錠が行われることもあります。
エンジンの始動方法と停止方法の違い
キーレスキーを使用してエンジンを始動する場合、車に取り付けられた鍵穴にキーレスキーを挿入し、回転させる必要があります。同様に、エンジンを停止する際にもキーレスキーを回し、鍵穴から取り外します。
スマートキーの場合は、車内でブレーキペダルを踏みながらエンジンスタートボタンを押すだけでエンジンを始動できます。エンジンを停止する際も、エンジンスタートボタンを押すだけで停止できます。このため、スマートキーはキーレスキーよりも簡単にエンジンを操作できる便利な方法です。
イモビライザーとは
「イモビライザー」とは、車の防犯装置の一部で、キーと車のIDを一致させることで、乗り逃げや盗難を防止する役割を果たします。
イモビライザーを搭載した車では、物理的な鍵を複製しても、電子的なキー(ID)が一致しない限り、エンジンの起動はできません。これにより、従来の車の鍵に比べて高い防犯性が実現されています。
下記記事では、イモビライザーについてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『イモビライザーシステムって何?スマートキーとの違いや紛失時の対処法まで解説!』
スマートキーの仕組み
スマートキーシステムは、所有者が車に近づいたり、ドアハンドルに触れたりすると、車に備えられた発信機から微弱な電波が発信されます。この電波をスマートキーが受信し、自動的に応答用の電波を返信します。センサーはこの電波を受信して、ドアのロックを解除または施錠します。
実は、エンジンが停止している間でも、双方は常に微弱な電波を送信し続けています。ドライバーが車に近づくと、スマートキーと車は互いに電波をやり取りし、各々の電子IDを照合します。そして、暗号が一致するとドアのロックが解除されるのです。
スマートキーの使用方法
スマートキーを使う際の手順は以下の通りです。
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スマートキーを持って車に近づく。
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ドアを開錠し、作動音やランプの点滅を確認して乗車。
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車内にスマートキーがあること、ギアがパーキングに入っているのを確認。
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ブレーキを踏んでエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作する。
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到着時はギアをパーキングに入れてエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作して停止。
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エンジン停止後、スマートキーを持って車を降りる。
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車から離れて自動施錠し、作動音やランプの点滅を確認します。
スマートキーのメリット・デメリット
メリット
スマートキーを使うことで、以下の利点があります。
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両手がふさがっていても、簡単に開錠・施錠できる。
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鍵穴が見えない位置にあるため、ピッキング被害が減少する。
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スマートキーを取り出し入れする必要がないため、紛失のリスクが低い。
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エンジンの起動が簡単で便利。
スマートキーは鍵を取り出す必要がなく、手がふさがっていてもドアの開閉が可能です。また、鍵穴が目立たないため、不正侵入のリスクが少なくなります。さらに、キーの持ち運びが不要なので紛失の心配も軽減され、エンジンの始動も手軽に行えます。これにより、スマートキーは便利で安全な選択肢と言えます。
デメリット
スマートキーを使う際にはこれらの点に気をつけましょう。運転者以外にスマートキーを渡す際も注意が必要です。
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キーの反応不良
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リレーアタックのリスク
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スマートキーを忘れて車内に閉じ込める可能性
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警告音の鳴動
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エンジンをかけたまま車を離れることができる
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電波障害による開錠・施錠の問題
スマートキーを使う際の注意点
スマートキーは、今では多くの便利な機能を備えた進化したカギとして利用されています。しかし、便益と共に、従来の金属製キーまたはキーレスエントリーキーにはない注意点も存在します。以下にスマートキーの主な注意点を5つ挙げてみましょう。
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必ず携帯する
運転者はスマートキーを必ず持ち歩く必要があります。エンジンをかけた後に車から離れた場合、エンジンが停止し警告アラームが鳴ります。再始動はスマートキーが車に戻って認識されるまでできません。そのため、鍵を車内に置いたままにしないよう注意が必要です。 -
紛失を防ぐ
スマートキーは他人が利用できる可能性があるため、紛失時に悪用されるリスクがあります。また、再発行には高額な費用がかかります。大切に管理し、紛失を防ぎましょう。 -
電池切れに注意
スマートキーは電池を使用して動作します。電池切れに備えて予備電池を用意し、交換のタイミングを見逃さないようにしましょう。
スマートキーの電池が切れてしまった際の応急処置については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『スマートキーの電池が切れた!緊急時に車を動かす方法・手順を解説!』 -
電波障害に備える
スマートキーは電波を使用するため、電波障害が起こることがあります。スマートキーが正常に動作しない場合、無線通信機器を携帯していないか、強力な電波を発する施設が近くにないかを確認してください。 -
ペースメーカーに注意
スマートエントリーシステムの電波は微弱ですが、ペースメーカーに影響を与える可能性があります。医療機器総合機構の調査によれば、スマートキーシステムのアンテナ部をペースメーカーから22cm以上離すことで、干渉リスクが低減するとされています。
スマートキーが反応しない時の原因と対処法
スマートキーが反応しない原因の主要な要因は、まず電池切れです。電池交換はディーラーでできますが、工賃がかかります。自分で交換すれば数百円でできるので、ご自身での交換もおすすめです。電池交換後もスマートキーが反応しない場合、以下の要因を確認してみてください。
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クルマが半ドア状態
半ドアではロックがかからない仕組みになっていることがあります。ドアと車体の間に隙間がないか確認しましょう。 -
電波干渉による不具合
スマートフォンなどの電波発信機器が接続を妨げる可能性があります。スマートフォンを遠ざけて試してみましょう。 -
バッテリーが上がっている
車のエンジンがかからない場合、バッテリーが上がっている可能性があります。対処法はブースターケーブル、ジャンプスターター、またはロードサービスを要請することです。 -
キー本体や受信機の故障
電池交換後も反応しない場合、スマートキー自体が故障している可能性があります。故障した場合はディーラーに修理を依頼しましょう。
さかえロックではあらゆる車種のスマートキーの作成が可能です。
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車の鍵を紛失された場合は、現地にお伺いいたします。