
2024.02.28
イモビライザーシステムって何?スマートキーとの違いや紛失時の対処法まで解説!
そもそも「イモビライザーシステム」とは?
イモビライザーとは「電子的認証」を必要とする最新の防犯装置で、正しい電子IDがないと、たとえ車のキーを持っていたとしてもエンジンを起動できません。
このシステムのおかげで、万一車の鍵が盗まれたとしても、盗難や不正な乗り逃げを防ぐことができます。
盗難防止装置としては高い効果を発揮するものの、イモビライザーを解除する機器も存在するため、完全なセキュリティを確保するためには他の対策と組み合わせることが必要です。
「イモビライザー普及」の背景について
イモビライザーキー導入の背後には、特にEU諸国における車盗難問題の深刻化がありました。
1998年にイモビライザーが義務化されて以降、盗難件数は約半分に減少しました。日本では盗難率がEUほど高くはないものの、新車の約90%にイモビライザーが装備されるなど、防犯性能向上のため徐々に普及しています。
スマートキー、リモコンキーとの違いは何?
車のリモコンの種類は、「イモビライザーキー」の他に「リモコンキー」や「スマートキー」があります。
イモビライザーとそのほかの鍵を3種類に分け、新しいものから順に紹介していきます。
①:スマートキー
鍵穴を使わず、プッシュボタンでエンジンを始動させます。鍵本体をエンジンに近づけたときのみ、始動できるようになっています。
ちなみに、ほとんどのイモビライザーは、スマートキーとセットになっていることが多いです。
スマートキーについては、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『スマートキーとは?スマートキーのメリット・デメリットや、キーレスとの違いをご紹介!』
②:リモコンキー
ドア鍵の開閉を鍵の柄についている開閉ボタンを使い遠隔操作できるタイプです。スマートキーと混同しがちですが、エンジンは鍵穴に差し込んで回すところが違います。
イモビライザーのメリットは?
一番のメリットは、なんといっても「防犯性の向上」です。
イモビライザーのおかげで盗難リスクが抑えられ、安心して車を使用できます。さらに、「イモビライザー割引き」として自動車保険料が安くなることもあります。
保険適用条件は保険会社によって異なるため、具体的な割引内容を事前に確認しておくと良いでしょう。
イモビライザーのデメリットは?
イモビライザーのデメリットは、キーを紛失した際に、通常の鍵よりも高額な費用と特定の鍵業者を必要とすることです。
たとえドアの開錠料金が同じでも、エンジンを始動させるためにはイモビライザーキーを再度作り直さなければならず、費用面での負担がかかってしまうのがデメリットです。
また、イモビライザーキーの再作成ができる業者は限られています。しかし、これらはキーを紛失しなければ問題ありませんので、しっかりとご自身のキーを管理しましょう。
「イモビライザーが付きか」を確認するには?
イモビライザーがあるかどうかを確認する方法は、車のエンジンを切った後、計器盤の鍵マークが点灯するかどうかで確認できます。このマークは、外から覗いても確認できるため、盗難防止にも一役買っています。
また一部の車種では、「イモビライザーの有無」がステッカーとして貼ってあることもあります。
その他のイモビライザー搭載車確認する方法は以下です。
- 車の取扱説明書で「イモビライザー」や「防犯システム」の記載されてるか確認する
- 「車種」や「年式」を基に公式サイトで調べる
イモビライザーキーをなくした時の対処法?
イモビライザーキーを失った際に取るべき手順と役立つ情報について紹介します。
もし「車の鍵がどこかに行ってしまった」「イモビライザーキーが見当たらない」とお悩みの方は、以下を参考にしてみてください。
まずは「置き忘れ」がないかチェック!
車の鍵は予想外の場所で見つかることが多いものです。無くしたと思っても、以下の場所を落ち着いてチェックしてみましょう。
- 車内のシート下
- ドアの収納スペース
- バッグの隙間や、荷物の中
- 衣服のポケット、特に普段使わないポケット
- お財布の中
- 家中の様々な場所(トイレ、玄関、キッチン等)
また、最近立ち寄った場所や職場でも見つかることがありますので、電話等で問い合わせをしてみてください。
上記の場所をくまなく探しても、鍵が見つからない場合は、警察に「遺失届」を出すことをおすすめします。
万が一誰かが鍵を拾って警察に届けていた場合、遺失届を提出していると連絡をもらうことができるからです。
提出する際は、詳細な情報を伝え、地元の遺失物ページもチェックしてみましょう。
警察に紛失届を提出 & 合鍵業者に連絡を
鍵業者に連絡する前に、以下の情報をまとめておくと対応がスムーズになります。
- 鍵の種類
- 車のメーカー、車種、年式、グレードなど
- 鍵の形(形状や特徴)
- イモビライザーの有無(イモビライザーキー再度作成が必要となります)
イモビライザーキーを無くした際、慌てずに上記のことを確認して対処することで、解決することがあります。必要な情報を整理し、まずは警察で紛失届を提出しましょう。
また失くしてしまったものはどうしようもありませんから、万一見つからない場合は鍵業者に連絡をして、イモビライザーの作成をお願いするとよいでしょう。
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車の鍵を紛失された場合は、現地にお伺いいたします。