2024.03.22
【鍵屋が解説】玄関のスマートキーって何?従来の鍵との違いや後付け方法を紹介!
玄関の「スマートキー」って何?
スマートキー(電子錠)とは、スマートフォンや特定のカードを用いて扉の解錠や施錠が行える「電子錠」のことを指します。
たとえば、リモートでの開・閉錠の管理や、アクセス履歴の追跡など高度な機能も持ち合わせており、現代生活においてご自宅セキュリティを効率的かつ柔軟に管理できる方法です。
また近年では、防犯セキュリティの向上からも、玄関ドアにこのスマートキーを後付けする方も多くなってきました。
従来の鍵(シリンダー錠)とは何が違う?
一般的な回し鍵(シリンダー錠)との違いについても解説していきます。シリンダー錠の最大のデメリットは、解錠の際に鍵をシリンダーに差し込まなければならない不便さにあります。
特に、手荷物が多いときや忙しいときには、この作業が特に面倒になってしまいがちですが、スマートキーならカードキーやスマホを使って簡単に遠隔開錠ができます。
さらにシリンダー錠の場合は、防犯性を高めるためにツーロックをかけることもありますが、2つの鍵穴に鍵を入れて施錠・解錠しなければならず、その点スマートキーではどんな施錠方法も自動で簡単に行えることが大きなメリットとなっています。
玄関にスマートキーは後付けできる?
上でも紹介しましたが、結論から言うと「スマートキーの後付け」は可能です。
市販されているスマートキーであれば、既存の玄関ドアに工事不要で簡単に設置できるものも多く、価格帯も数千円〜数万円と、手軽に取り付けることができますし、鍵の専門業者による取付け依頼も可能です。
ここからは、具体的な「スマートキーの選び方」についても詳しく解説していきます。
玄関のスマートキーの種類と選び方
スマートキー技術は急速に進化しており、さまざまな種類が市場に登場しています。新しいスマートキーを選ぶ際には、以下のポイントに注目して、生活スタイルやセキュリティニーズに最適な製品を選択しましょう。
1:玄関錠(サムターン)に対応しているか?
市場には多種多様なスマートロックがありますが、全ての玄関錠に対応しているわけではありません。特に、ドアノブタイプや特殊な形状のつまみ、大きな回転角度を必要とする玄関錠では取り付けが困難なケースもあります。そのため、購入前に対応表を確認し、自宅の玄関錠との互換性を見極めることが重要です。
2:オートロック形式を採用しているか?
開閉センサー式、ジャイロセンサー式、タイマー式という3つの方法が存在し、これらはそれぞれメリットとデメリットがあります。ジャイロセンサー式は、追加パーツの設置なしに状況に応じた施錠が可能で、多くの利用者に適しています。
3:スマートロックの機能性と使用感は問題ないか?
指紋認証やタッチ解錠といった機能は、利便性を格段に向上させますが、アプリの使い勝手も非常に大切です。スマートロックの多くはスマートフォンのアプリを通して管理されるため、使い勝手が悪ければその機能を十分に活用することができません。
スマートキーのメリットは?
玄関の開・閉錠がラクになる!
スマートキーのメリットは、なんといっても鍵の開・閉錠が簡単になることでしょう。
たとえば、重い荷物を抱えている状況でも、片手で簡単にドアを開けることができるのです。この機能は特に子供がいる家庭で快適性を大幅に向上させ、日常生活の負担を軽減します。
シリンダー錠に比べて「防犯性」が高い!
実際に多くのスマートロック製品では、不正なアクセスを検知し、即座にアラームを発する機能や、リモートでの鍵の管理、履歴のチェックが可能となっています。
ただし「リレーアタック(※)」のようなスマートキーならではの開錠手口もありますので、使用者自身が適切な知識を持ち、防犯対策に注意することも大切です。
※鍵の信号を遠くからキャッチして不正に玄関を開錠する手口
スマートキーのデメリットは?
締め出しが起こる
オートロック機能を持つスマートキーを使用している場合、鍵を持たずに外出してしまうと自身を閉め出してしまう可能性があります。
高価である
スマートキーの価格は一般的な鍵に比べて高額であり、設置や維持にもコストがかかってしまいがちです。
アプリの操作性の悪さや通信のライムラグが発生する
使い勝手を左右する専用アプリの使用感にも注意が必要です。アプリの操作性や通信時のタイムラグは日常生活でのストレスにつながることもあり、事前のチェックやレビューの確認を推奨します。
スマートキーを後付けする方法
DIYで設置する場合
DIYにチャレンジする場合は、電池式スマートキーが適しています。電池式は資格が必要なく簡単に設置可能で、両面テープで貼り付けるだけのタイプも存在します。しかし、専門業者に依頼する場合に比べて、メーカー保証の対象外になるリスクや、取り付け失敗のリスクを考慮する必要があります。
専門業者に依頼する場合
専門業者へ依頼する場合の大きな利点は、専門的な知識や技術が要求される電源式スマートキーの設置が可能になることです。電源式は法律で電気工事士の資格が必須となるため、自分での設置が難しくなります。この選択は、安全性と正確性を最優先する方にとって最適な選択肢です。
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