
2025.09.22
スマートキーとは
スマートキーとは?
スマートキーとは、キーをポケットやバッグに入れたまま車のドアの解錠・施錠、エンジンのON/OFFが行える便利なシステムです。かつては高級車の特徴でしたが、今では多くの車種で使用されています。
スマートキーの主要な機能は「スマートエントリーシステム」と呼ばれ、ドアの鍵の施錠・開錠、エンジンの起動・停止、ドアの自動開閉などを含みます。
異なる車種では操作が異なりますが、スマートキーを車に近づけているだけで、カバンやポケットから取り出す必要がありません。
施錠・開錠の方法には、ボタンを押すタイプや、車内LFアンテナやタッチセンサーを持つ持ち手に触れるタイプなど、さまざまなバリエーションがあります。
スマートキーとキーレスの違いとは?
スマートキーとキーレスキーは、両方とも鍵を差し込まずにドアの解錠・施錠ができる便利な機能です。しかし、エンジンの始動方法やドアの解錠・施錠方法には違いがあります。
ドアの解錠方法と施錠方法の違い
キーレスキー
キーに内蔵されたボタンを押すことで、ドアの解錠や施錠が可能。
スマートキー
車とキーが電波通信を行い、スマートキーのボタンを押しても、車のドアに触れるだけで開錠や施錠ができる。
さらに、スマートキーの種類によっては、車に近づいたり離れたりするだけで自動的に開錠や施錠が行われることもあります。
エンジンの始動方法と停止方法の違い
キーレスキー
車に取り付けられた鍵穴にキーレスキーを挿入し、回転させる必要があります。同様に、エンジンを停止する際にもキーレスキーを回し、鍵穴から取り外します。
スマートキー
車内でブレーキペダルを踏みながらエンジンスタートボタンを押すだけでエンジンの始動が可能。エンジンを停止する際も、エンジンスタートボタンを押すだけで停止。
上記のことから、スマートキーはキーレスキーよりも簡単にエンジンを操作できる便利な方法です。
イモビライザーとは

「イモビライザー」とは、車の防犯装置の一部です。キーと車のIDを一致させることで、乗り逃げや盗難を防止する役割を果たします。
イモビライザーを搭載した車では、物理的な鍵を複製しても、電子的なキー(ID)が一致しない限り、エンジンの起動はできません。これにより、従来の車の鍵に比べて高い防犯性が実現されています。
スマートキーの仕組み
スマートキーシステムは、所有者が車に近づいたり、ドアハンドルに触れたりすると、車に備えられた発信機から微弱な電波が発信されます。この電波をスマートキーが受信し、自動的に応答用の電波を返信。センサーはこの電波を受信して、ドアのロックを解除または施錠する。
上記の流れがスマートキーのシステムです。
実は、スマートキーと車体の両方に送受信機が組み込まれています。エンジンが停止している間でも、双方は常に微弱な電波を送信し続けています。ドライバーが車に近づくと、スマートキーと車は互いに電波をやり取りし、各々の電子IDを照合します。そして、暗号が一致するとドアのロックが解除されるのです。
スマートキーの使用方法
スマートキーを使う際の手順は以下の通りです。
①スマートキーを持って車に近づく。
②ドアを開錠し、作動音やランプの点滅を確認して乗車。
③車内にスマートキーがあること、ギアがパーキングに入っているのを確認。
④ブレーキを踏んでエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作する。
⑤到着時はギアをパーキングに入れてエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作して停止。
⑥エンジン停止後、スマートキーを持って車を降りる。
⑦車から離れて自動施錠し、作動音やランプの点滅を確認します。
スマートキーの使い方「乗車編」
スマートキーを持って、車に近づく。
ドアノブをタッチする(タッチ不要の車種もあります)。
ドアが解錠し、ブザーやハザードランプの点滅で解錠を知らせてくれます。
ドアを開けて乗車します。
スマートキーの使い方「エンジンON/OFF編」
ONにする場合
スマートキーを車内に置く。
フットブレーキを踏んだ状態でエンジンスタートボタンを押す(ダイヤル式の場合はダイヤルを回す)。
エンジンが始動します。
OFFにする場合
ギアをパーキング(P)に入れ、エンジンスタートボタンを押す(ダイヤル式の場合はダイヤルをエンジンを掛けた時とは逆に回す)。
エンジンが停止します。
スマートキーは、後部座席など車のどこに置いても問題ありませんが、車内にあることが条件です。
スマートキーの使い方「降車編」
- スマートキーを持って、降車します。
- 車のドアノブをタッチする(タッチ不要の車種もあります)。
- ドアが施錠され、ブザーやハザードランプの点滅などで施錠を知らせてくれます。
スマートキーのメリット・デメリット

メリット
- 両手がふさがっていても、夜間でも簡単に開錠・施錠できる。
- 鍵穴が見えない位置にあるため、ピッキング被害が減少する。
- スマートキーを取り出し入れする必要がないため、紛失のリスクが低い。
- エンジンの起動が簡単で便利。
デメリット
スマートキーを使う際には以下の点に気をつけましょう。運転者以外にスマートキーを渡す際も注意が必要です。
- キーの反応不良
- リレーアタックのリスク
- スマートキーを忘れて車内に閉じ込める可能性
- 警告音の鳴動
- エンジンをかけたまま車を離れることができる
- 電波障害による開錠・施錠の問題
スマートキーを使う際の注意点
スマートキーは、今では多くの便利な機能を備えた進化したカギとして利用されています。しかし、便益と共に、従来の金属製キーまたはキーレスエントリーキーにはない注意点も存在します。以下にスマートキーの主な注意点を4つ挙げてみましょう。
必ず携帯すること
運転者はスマートキーを必ず持ち歩く必要があります。エンジンをかけた後、車から離れた場合、エンジンが停止し、警告アラームが鳴ります。再始動はスマートキーが車に戻って認識されるまでできません。ただし、鍵を車内に置いたままにしないよう注意が必要です。
紛失を防ぐ
スマートキーは他人が利用できる可能性があるため、紛失時に悪用されるリスクがあります。また、再発行には高額な費用がかかります。大切に管理し、紛失を防ぎましょう。
電池切れに注意
スマートキーは電池を使用して動作します。電池切れに備えて予備電池を用意し、交換のタイミングを見逃さないようにしましょう。
電波障害に備える
スマートキーは電波を使用するため、電波障害が起こることがあります。スマートキーが正常に動作しない場合、無線通信機器を携帯していないか、強力な電波を発する施設が近くにないかを確認してください。
ペースメーカーに注意
スマートエントリーシステムの電波は微弱ですが、ペースメーカーに影響を与える可能性があります。医療機器総合機構の調査によれば、スマートキーシステムのアンテナ部をペースメーカーから22cm以上離すことで、干渉リスクが低減するとされています。
スマートキーが反応しない時の原因と対処法
スマートキーが反応しない原因の主要な要因は、まず電池切れです。電池交換はディーラーでできますが、工賃がかかります。自分で交換すれば数百円でできるので、試してみましょう。電池交換後もスマートキーが反応しない場合、以下の要因を確認してみてください。
クルマが半ドア状態である可能性
半ドアではロックがかからない仕組みになっていることがあります。ドアと車体の間に隙間がないか確認しましょう。
リクエストスイッチの故障
電池の向きが逆
電波干渉による不具合
スマートフォンなどの電波発信機器が接続を妨げる可能性があります。スマートフォンを遠ざけて試してみましょう。
バッテリー上がり
車のエンジンがかからない場合、バッテリーが上がっている可能性があります。対処法はブースターケーブル、ジャンプスターター、またはロードサービスを要請することです。
キー本体や受信機の故障
電池交換後も反応しない場合、スマートキー自体が故障している可能性があります。故障した場合はディーラーに修理を依頼しましょう。
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