2024.03.15
「ラッチボルト」ってどの部分?役割から不具合の対処法まで解説!
ラッチボルトとは?
ラッチボルトは、ドアの機構部に取り付けられる重要な部品の一つです。先端が三角形の形状をしており、スプリングの力によって常に飛び出した状態を保っています。
ドアノブやレバーを操作すると、このボルトが引っ込み、ドアが開けられるようになります。ドアを閉める際には、ボルトが戸側の受け具(ラッチ受け)に滑り込み、ドアを仮止めする役割を果たします。別名として「空締めボルト」や「仮締めボルト」とも呼ばれ、室内外のハンドルで操作可能です。
自動施錠が必要な場所では、ラッチボルトが自動的に施錠し、開錠には鍵が必要となります。作動不良によってドアの閉まりが悪くなる場合もありますが、潤滑剤や鉛筆の芯の粉を使用することで改善できます。
ラッチボルトの役割とは?
ラッチボルトの主な役割は、ドアを閉まった状態に保つことです。
ドアが閉まっているとき、ラッチボルトが飛び出してラッチ受けに引っかかり、風や外力によってドアが勝手に開いてしまうのを防ぎます。ドアノブを回す動作をしない限り、ドアは開かないようになっています。
ラッチボルトで起こりやすい不具合
ラッチボルトは、ドアの開閉に伴って飛び出したり引っ込んだりを繰り返すため、非常に壊れやすい部品です。以下は、ラッチボルトに起こりやすい不具合とそれによって引き起こされるトラブルの例です。
①:ラッチボルトが引っ込んだまま戻らない
ラッチボルトがドア側に引っ込んだままの状態になると、ラッチ受けに引っかかるものがなくなり、ドアをしっかりと閉めることができなくなります。このまま放置すると、次に紹介するような、ラッチボルトが引っ込まないトラブルに発展する可能性があります。
②:ドアノブを回してもラッチボルトが引っ込まない(ドアが開かない)
ドアノブを回してもラッチボルトが引っ込まず、ドアが開かないケースもよくあります。
一戸建ての場合は他の出入口があるかもしれませんが、マンションや家に誰もいない状況では大変困ったトラブルとなります。トイレに閉じ込められるようなケースも、主にラッチボルトの不具合が原因です。
③:ラッチボルトの動きが悪い(ドアが閉まりにくい)
ラッチボルトが動くものの、スムーズに動かない場合もあります。
この不具合によって、ドアがスムーズに閉まらないというトラブルが発生します。ラッチ部分にテープを貼ってラッチボルトが飛び出ないようにしてドアを閉めてみて、スムーズに閉まるようであれば、ラッチボルトの不具合が原因だと判断できます。
④:ラッチ受けがズレて、ドアが最後まで閉まらない
ドアを閉める際に「カチャ」「ガチャ」という音がしない、最後まで閉まりきらない場合は、ラッチボルトかラッチ受けのどちらかに不具合が発生しています。
まずはドアを開けた状態でドアノブを回し、ラッチボルトが正常に動作するか確認しましょう。ラッチボルトが正常なのにドアが最後まで閉まらない場合は、ラッチ受けがズレている可能性があります。
ラッチボルトの不具合はどう対処すればいい?
ラッチボルトの不具合は、放置すると突然ドアが開かなくなるなどのトラブルに発展する可能性があるため、早めに修理することをおすすめします。以下は、ラッチボルトを修理する方法です。
①:ラッチボルトを清掃する
汚れが詰まっていることが原因でラッチボルトが動かなくなっている場合は、乾いた布やわずかに湿らせた布で、ラッチボルトとその周辺を清掃しましょう。水分は錆の原因となるため、湿らせすぎないよう注意が必要です。
②:ラッチボルトに潤滑剤を使う
シリコンスプレーや鉛筆の芯に含まれる黒鉛を使って、ラッチボルトの滑りを良くすることで動きが改善する可能性があります。シリコンスプレーはラッチボルトとその周囲に軽く吹き付け、1~2分なじませます。鉛筆の芯は、ラッチボルトの三角形部分やくぼみにまんべんなく塗りつけます。潤滑剤を使用したら、ドアノブを回して動作を確認してみましょう。
ラッチボルト修理の費用相場は?
ラッチボルトがうまく動かないなどのトラブルが起きた際は、錠ケースを交換することで解決できます。錠ケースとは、ドアに埋め込まれているラッチボルトなどが入った部品のことです。
交換費用は5,000円~10,000円程度かかります。購入の際は、ドアの厚さや鍵の種類に適合した製品を選ぶ必要があります。
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